保育施設:事故防止策を検討 新子育て制度で厚労相


毎日jp
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待機児童解消などを目指し、国会で審議が始まった
「子ども・子育て新システム」に関連して、
小宮山洋子厚生労働相は14日、
保育施設での死亡事故の報告を義務付けたり、
事故について施設に情報公開を求めるなど
再発防止策を検討することを明らかにした。

新システムは待機児童解消のため、
株式会社など多様な事業体の参入を促し、
保育サービスを拡大することを目指している。
現状でも死亡事故が後を絶たず、
今より参入しやすくなると不適切な事業者が増え、
保育の質が低下するのではないかという懸念が
保護者の間に広がっている。

同日、保育施設で子どもを亡くした遺族らでつくる
「赤ちゃんの急死を考える会」(櫛毛冨久美会長)が
小宮山厚労相に制度改善を申し入れ、
検討方針が示された。

昨年2月、無認可の保育施設で1歳7カ月の娘を亡くした、
さいたま市の女性は記者会見で
「遺族が自ら調べなければ、
事故の状況の把握もできないのが実態。
事故の報告、検証、公表、防止策へと
つなげなければ事故はなくならない」と訴えた。【山崎友記子】
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