集団感染さらに拡大、95人発症/古高松保育所


SHIKOKU NEWS
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高松市は15日、今月上旬に同市高松町の
古高松保育所(191人)で発生した
胃腸炎の集団感染が広がり、園児93人と
保育士2人の計95人が発症したと発表した。
同日までに園児14人の便からサルモネラ菌を検出した。
園児4人が入院しているが、2人は退院予定で、
残る2人の症状も落ち着いている。

市こども園運営課は保育室、机、蛇口などの殺菌消毒を強化。
サルモネラ菌が原因の場合、
症状が治まった後も数週間は菌を持っている可能性があり、
同課は保護者の協力を得て、
回復した園児と健康な園児との生活の場を分けるなどの対策を講じた。
給食は10日からの自粛を続けている。

同課によると、3日から嘔吐、下痢、発熱を訴える園児が出て、
連休明けの7日、21人が保育所を欠席した。
新たな発症者は10日ごろに減っていたが、
11日以降、低年齢児に広がり、
15日現在、49人が保育所を休んでいる。
回復者を含めたクラスごとの発症者の内訳は、
5歳児26人、4歳児14人、3歳児12人、
2歳児22人、1歳児17人、ゼロ歳児2人、保育士2人。

同課によると、1、2日に提供した
給食の保存食や調理室内からは
サルモネラ菌が検出されなかった。
同課は感染の終息に向けて全力を挙げるとともに、
感染原因や経路を調べている。
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