運動遊び:「手引き」作成、市内の保育士らに配布へ 幼児の心身発達、効果に期待−−豊岡市教委 /兵庫


毎日jp
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豊岡市教育委員会は、幼児教育プログラム
「運動遊び指導の手引き」をまとめた。
運動遊びは園児の注意力や判断力を高める効果が
期待されている。
市内の幼稚園教諭や保育士全員に配って普及を図る。

運動遊びは柳沢秋孝・松本短大教授(幼児運動学)が考案した。
体を両手足で支える「クマさん歩き」や
ピョンピョンはねる「カンガルー跳び」など楽しみながら、
園児の脳や心の発達に役立てる。
豊岡市では07年度から市立幼稚園などで導入。
松本短大で研修した職員が幼稚園や保育園を巡回している。

手引きはA4判89ページ。1000部作った。
幼児期の運動が脳を発達させ、
コミュニケーション能力や学力を向上させるデータを掲載。
運動遊びの方法や実践例を紹介、
「職員も一緒に遊んで楽しむ」
「ほめることで、子どもの苦手意識を無くす」など
取り組み方を助言している。

市教委は「昔に比べて子どもが外遊びしなくなり、
遊びの中から社会性を学ぶ機会が減っている。
運動遊びで園児の健やかな成長を促したい」
と説明している。【皆木成実】
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