「使命は子ども守ること」 被災小で新人教員に講話


msn産経ニュース
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東日本大震災の津波で校舎2階まで被災し、
児童らが校舎内で夜を明かした仙台市立中野小学校で
24日、当時の教頭だった阿部みゆきさん(53)が、
仙台市に今年採用された新人教員向けに講話し、
災害時の教師の心構えなどを話した。

阿部さんは校舎の屋上で「教員の使命は
子どもの命を守ること」と話し
「理科室にあったろうそくを明かりにした」などと
当日の過酷な状況を説明。
新人教員約90人は真剣な表情で聞いていた。

中野小には震災当時、児童約160人が在籍し、全員無事だった。
阿部さんは震災当日、
会議のため学校にいなかったが、
翌朝たどり着き、児童の保護にあたった。
現在は別の市立小の教頭を務める。

新人教員の及川基さん(22)は
「自分たちの役割を再認識させられた。
地域からも信頼される先生になりたい」と話した。
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