「待ち受け」の子ども写真は癒しor戦略?


YOMIURI ONLINE
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子どもを持った人はほぼ例外なく、
パソコンや待ち受けにどーんと子どもの写真を入れています。
同僚にパソコンを貸したところ、
トップ画面が勝手に「子どもの写真」にされていたと怒るトピ主さん。
子どものいない社員や、
未婚の社員には「嫌味?」「自慢?」と、
うがった見方をされがちな行為ですよね?

でも、本人にはそれほど他意はない。
単にアイドルや愛犬などの写真を手元におきたいのと
同じ意味なんですよね。

ちなみに私のケータイ待ち受けも某アイドルの写真です・・・
「育メン」は免罪符か

小学校のとき、シールや下敷きの柄に凝りませんでしか?
 癒されるもの、好きなものを身の周りにおき、
仕事のひと時も癒されたい・・・単純な理由だと思います。

しかし、これを「戦略的に利用する」という人もいるのですよ。
育メンのパパたちです。
子どもの写真などをこれ見よがしに机に飾る。
もちろん、PCでも待ち受けでも良いです。
「良きパパ」アピールを普段からしておくと、
「ああ、そういう人なんだ」と周囲も理解する。
子どもを理由に夜のつきあいを断ったり、
つきあい残業をしなくても、納得してもらえるというわけです。

最初にこの話をファザーリングジャパンの安藤さんに聞いた時は、
なるほどと思いました。
もう数年前の話なので、
そこまでしないと男性はまだまだ「子育て」を理由に
早く帰れない時代でした。
今や育メンはすっかり定着した言葉になり、
そこまでのパフォーマンスをしなくてもいい時代が
来ているのだと思いますが、
きっとPCや待ち受けに子どもの顔を入れているパパは
激増しているのではないかしら?
欧米では飾って当たり前

ちなみに、私は卒業して2社目からは
外資系で働いていましたが、
外国人は机に家族や恋人の写真を飾るのは、当たり前。
飾らないと「寂しい人?」と思われてしまうぐらいです。
また、ハリウッド俳優のポートレートのように作りこんだ、
自分の卒業時の写真などを飾る人も多かったですね。
写真を見て「友達が同じ大学だよ」と、会話も広がります。

私はアメリカとオーストラリアの会社で働きましたが、
彼らは仕事を一緒にする人の家族もよく知っています。
夜の接待ではなく、家に呼んでのホームパーティーや、
年一度の会社のクリスマスパーティー(もちろん家族同伴)などで、
顔を合わせる機会が多いからです。
ワークライフバランスはもう古い?

ワークライフバランスとよく言われますが、
最近はワークライフインテグレーションという言葉が使われます。
ワークとライフのバランスではなく、ワークとライフの統合です。
同じ一人の人間がやっていることなのに、
仕事の知り合いは彼の家族のこともろくに知らない。
でも家族は彼の職場の友達もあまり知らない・・・ではなく、
「XXさんはこんな人」というのを、
職場の人も知るのは悪いことじゃないと思います。

好きなアイドルやペット、子ども、家族の写真など、
ぜひぜひ会社に飾ってください。
ある友人は、自分のデスクにガンダムのフィギュアを飾っていました。
ただし女性のHなカレンダーやPCの画像などは、
立派なセクハラなので、要注意!
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