病気の子供、預かります 「病児保育室」和歌山市で初開設


msn産経ニュース
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病気の子供を一時的に預かる病児保育室
「ぴょんぴょん」が今月、和歌山市小松原通の
月山医院内に開設された。
市によると、病児保育室は市内初で、
県内でも御坊市の北出病院に次いで2カ所目。
仕事などで休みたくても休めない親たちの
悩みに応えるサービスとして期待される。

病児保育室は同医院2階に設けられ、
対象は生後6カ月から10歳未満ぐらいまで。
家庭などでの保育が困難で、
はしかなど感染力が強い病気でなく、
症状の急変がないと認められる場合などが
受け入れの条件となる。
和歌山市立の保育所の場合は、
37・5度以上の発熱がある子供は預けられないが、
ぴょんぴょんは受け入れ可能だという。

部屋は2つあり、感染が心配される病気の場合は
隔離することも可能。
子供たちに楽しんでもらえるように
絵本やおもちゃなども準備し、壁は色紙で飾られている。
保育士2人と看護師1人を常駐させ、
受け入れ状況に応じてサポート人員も投入する。

同医院には小児科があるが、
外来に訪れる母親らから仕事の日に
子供が病気になると困るなどの悩みを聞いており、
病児保育室の設置を決めた。
市は今年度予算に国支出分を含め
補助金1045万円を計上した。
月山啓院長は「困っているお母さん方を少しでも支援し、
子育ての不安を解消してあげたい」としている。

利用は月曜から土曜までの午前8時から午後6時半。
定員は1日4人で、料金は1日2500円、半日千円。
原則、前日までの予約が必要だが、
空いていれば当日利用も可能。
予約、問い合わせは月山医院
((電)073・423・2322または2300)。
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