保育士不足続く尾道市施設


中国新聞
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尾道市立の保育所と認定こども園で保育士が不足している。
職員数の削減を進める市は
正規でなく臨時採用で対応する方針。
本年度から賃金アップやパートタイム保育士の配置による
労働環境の改善に乗り出しているが、解消には至っていない。

市によると、5月1日現在、
フルタイムで働く保育士は19園で190人おり、
うち正規は114人、臨時が76人。
子どもの人数に対する配置基準では
199人が必要で、9人が不足する計算になる。

臨時保育士は正規と同様に保育計画などの
策定事務などに携わり、仕事量が多い。
一方、賃金は時給制で正規平均の6割程度。
賞与も支給されないため敬遠されがちという。

市はフルタイムで働く臨時保育士を増やそうと、
4月から1日4時間程度勤務する
パートタイム保育士の配置を始め、
現場の負担軽減を目指している。
条件面も時給を担任が120円増の1160円、
担任以外も60円増の1060円にした。

募集の告知も新聞の折り込みや
ケーブルテレビを利用して強化。
その結果、17人の応募があり、
ようやく190人になったという。

市子育て支援課の有光貢課長は
「依然として不足した状態。
少しでも働きやすい環境を整え、
早期の確保を目指したい」と話している。
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