子ども達の息長い車いす贈呈活動を県が表彰 兵庫・尼崎


朝日新聞
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空き缶のプルトップを集めて換金し、
車いすを病院に贈る活動を、
兵庫県尼崎市北竹谷町2丁目の
市立竹谷小学校(堀克之校長)の子どもたちが続けている。
これまで寄贈した車いすは5台。
その地道な取り組みが認められ、県から10日、
表彰状が贈られた。

子どもたちがプルトップを集め始めたのは、
2006年9月から。病院で使われる車いすは
1台10万円ほどする。
1台買うだけでも500キロ以上のプルトップが必要なため、
地域の協力も得ながら回収してきた。

購入した車いすは、中馬(ちゅうま)病院(尼崎市開明町)や
近藤病院(同市昭和通4丁目)など、
学校周辺の五つの病院で使われている。

県から贈られたのは、地域で
地道なボランティア活動を続けている人や
団体が対象の「のじぎく賞」。
県阪神南県民局の藤田隆司局長が10日、同小を訪れ、
児童会長の大田秀虎君(6年)と
副会長の竹元七海さん(同)に賞状と盾を手渡した。

大田君は「まさか表彰されるとは思わなかった」とニッコリ。
竹元さんは「近所の人たちが学校にプルトップを
持ってきてくれたときはうれしかった。
後輩たちも続けて欲しい」と話していた。(井上潜)
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