東電の賠償金“福島の子のために”


NHK NEWSWEB
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子どもの日を前に、福島市の児童養護施設に
現金88万円が入った封筒が届けられました。
一緒に入っていた手紙には
「福島の未来を担う子どもたちのために使っていただきたい」
とつづられていました。

28日午後1時半過ぎ福島市の児童養護施設
「青葉学園」に60代ぐらいの男性が車で訪れ、
名前を名乗らずに園長に
「預かったものを届けに来ました」と言って封筒を手渡し、
すぐに立ち去ったということです。
封筒には現金88万円と手紙が入っていて手紙には、
「東京電力から8万円の賠償金が送られてきました。
さまざまな事情で賠償金の恩恵に浴せない
子どもさんたちがいることを知りました。
福島の未来を担う子供さんたちのために
使っていただきたい。私たちの想いとして、
11名分をお送りします」などとつづられていました。
手紙の差出人の場所には「福島の獅子」と書かれていました。
この施設では55人の子どもたちが生活していて
神戸信行園長は「大金が入っていて驚きました。
お手紙もいただき、お礼を言いたいです。
原発事故の影響で子どもたちは
思い切り遊ぶことができなかったので、
楽しい場所へ行ったり行事を開いたりする費用に
使わせていただきたいです」と話していました。
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