目凝らし「見~つけた」 湖西・白須賀幼稚園児がワラビ採り楽しむ


中日新聞
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湖西市白須賀の元水田をビオトープ(生物の生息空間)
として整備している、NPO法人白須賀(鈴木稔明理事長)は
一日、近くの白須賀幼稚園の園児を招き、
ワラビ採りを楽しんでもらった。

ビオトープは約一ヘクタールで、六十~七十代の会員十五人が、
三年前から散策路や水路などを整備。
植樹も進め、荒廃していた山あいの元水田を、
自然にふれあえる場所としてよみがえらせた。

ワラビが自生している土手の下の一帯で先月、
生い茂ってた雑草を刈ったところ、
そこからも次々とワラビが顔を出した。
この日は、ホタルの幼虫を水路に放す体験などを通じて、
交流を深めている同園の園児約四十人を招待した。

ワラビを見るのは初めてという園児もおり、
最初はなかなか見つけられなかったが、
会員に「ここにあるよ」と教えてもらいながら、
夢中になって収穫していた。

会員が用意した甘酒を味わったほか、
伐採した竹で作った滑り台にも歓声を上げた。
ワラビは園に持ち帰り、
後日調理して食べることにしている。 (中山聡幸)
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