アフリカ・マラウイの子救おう 聖マリア病院 保育器贈る


西日本新聞
------------------------------------------------
新生児の死亡率が高いアフリカ・マラウイの子どもたちを救おうと、
久留米市の聖マリア病院は22日、
保育器などの支援機器をマラウイ大使館(東京)へ寄贈した。

マラウイでは、妊婦の栄養不足などが原因で、
低体温や感染症に陥りやすい未熟児の出生が多い。
日本では保温や感染症防止のための
保育器は新生児医療の必需品。
しかし、途上国のマラウイでは保育器のない医療機関が多く、
高い死亡率につながっている。

聖マリア病院では、約10年前から
保健衛生の専門職員を派遣するなどマラウイ支援を行ってきた。
今年2月、同病院国際事業部の山崎裕章さん(54)らが
今後の支援計画を大使館側と協議した際、
保育器不足を打ち明けられた。
大使から「大統領夫人が母子保健の改善に取り組んでおり、
保育器の必要性を訴えている。
ぜひ聖マリア病院の支援をお願いしたい」と要請されたという。

同病院には国内でも有数の新生児センターがあり、
今回寄贈したのはセンターで使われていた保育器4台。
メンテナンスを施し、海外でも使えるように変圧器を付け、
22日に大使館に向けて発送した。
------------------------------------------------