親の保育士体験義務化 維新の会、大阪市で条例案


スポニチ
------------------------------------------------
橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会大阪市議団は
1日、保護者の子育て学習を支援する目的で、
保育園と幼稚園で保護者を対象にした
「1日保育士体験」などを義務化する
「家庭教育支援条例案」を市議会に提出する方針を決めた。
提出時期は未定。公明党市議団も賛同する見通しだ。

条例原案の前文で「親になる心の準備のないまま、
いざ子供に接して途方に暮れる父母が増えている」と指摘。
子育てする保護者自身への教育が必要だとの
認識に基づき施策を打ち出している。
ただ保護者側には新たな負担ともなりかねず
論議を呼ぶ可能性がある。

母子手帳に子育て学習の記録をつけることや、
全ての保育園と幼稚園で年に1回以上の
保護者向け学習会開催なども盛り込んだ。
条例に違反した場合の罰則規定はない。

市に親の役割や家庭のあるべき姿を考える
「家庭教育推進本部」を新設することも打ち出した。

維新の会によると、保護者が子育てを学ぶ機会を増やし、
児童虐待や教育問題の解決につなげる狙いがあるという。

維新の会市議団は、東京都による尖閣諸島の
購入方針を表明した石原慎太郎知事の考えを支持する
決議案を5月市議会に提出する方針も決定。
同会大阪府議団も同様の決議案を提出する意向だ。
------------------------------------------------