時間外保育:NPO法人が市立幼稚園で 空き教室利用、1回30人受け入れ−−明石 /兵庫


毎日jp
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 子育て支援の保育事業を進める
NPO法人「フルーツバスケット」(高岸益子理事長、約250人)は
24日、明石市魚住町西岡の市立錦浦幼稚園の
空き教室で時間外保育を始めた。
昨年度から取り組んでいる同市の市民提案型パイロット協働事業で、
市民ニーズやスタッフ育成、必要経費などを調べて
自立可能な事業化を目指す。

幼稚園の授業終了から約2時間で、
NPO法人に所属する幼稚園教諭がスタッフとなって対応。
4、5歳児を受け入れて体操やゲーム、遊びをしている。
昨年度は9月から72日間開催。延べ1029人を受け入れた。
保育希望者は回を重ねるごとに増え、
今年3月には340人を数えた。

今年度は約180日開催し、
1回に約30人の受け入れを予定している。
高岸理事長は「他の子育て支援団体と連携して
全市的な事業としていきたい」と話している。

この時間外保育は、長時間保育のニーズに応え、
保育士や幼稚園教諭の就労支援、
幼稚園施設の有効利用にもつながると考えられている。
幼保を一元化した「総合こども園」など、
新たな子育て支援制度をつくる動きもある中で、
NPOと行政による「協働」事業の効果も注目されている。
【南良靖雄】
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