千年後に子どもゼロ? 東北大が人口時計を公表


日本経済新聞
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千年後、5月5日のこどもの日は来ないのか――。
東北大は10日、100秒に1人の速さで
子どもが減少していく日本の少子化の状況が
リアルタイムで分かる「子ども人口時計」を、
経済学研究科の吉田浩教授(加齢経済学)らが制作したと発表した。
インターネット上で公表している。

総務省が公表している2011年4月1日と、
12年4月1日時点の子どもの人口から算出した減少率が
このまま続いた場合の子どもの数が、
1秒ごとに表示される仕組み。

吉田教授によると、子ども人口時計を使って推定すると、
3011年5月には日本の子どもの数は1人になり、
翌年までに子どもはゼロになる。

米国の「財政赤字時計」などをヒントに時計を発案。
吉田教授は「数字で表すことで、
より切迫感を持って少子化問題について考えてもらいたい。
危機回避のための実効的な議論を
加速させられればいい」と話している。〔共同〕
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