小学1年生の子どもを長子に持つ母親への意識調査 仕事を持つ母親の52.0%が初めての夏休みに「不安」


CNET JAPAN
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東京、神奈川で民間学童保育施設を17箇所運営する
キッズベースキャンプは、5月下旬、
小学校1年生の子どもを長子に持つ
1都3県在住の母親300名を対象に、
「子どもの夏休みに関する不安」、
「親世代と子世代の放課後の比較」に関する
インターネット調査を実施しました。

【調査概要】

調査方法 : インターネット調査

調査地域 : 1都3県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)

調査対象 : 小学1年生の子どもを長子に持つ20代から40代の母親

サンプル数 : 合計300サンプル(有職者150サンプル、専業主婦150サンプル)

調査時期 : 2012年5月下旬

【調査結果のポイント】

■ 有職者の半数以上が子どもの夏休みに「不安」。
理由の1位は「昼食・お弁当の用意」

・子どもの夏休みが「非常に不安」、「やや不安」と
答えた人の割合は、全体で38.7%。
職業別では、専業主婦が25.3%だったのに対し、
有職者は52.0%で、有職者の半数以上が
不安を抱いている結果に。

・不安に思うことの内容では、
「子どもの一日のスケジュール管理」が全体で69.0%と最も多かった。
一方、有職者は「昼食・お弁当の用意」が74.4%で、
「子どもの一日のスケジュール管理」の61.5%を上回った。

■ 親世代と子世代の「放課後の過ごし方」を比較すると、様々な違いが明らかに

・「平日の放課後をどう過ごしていたか」を
親世代と子世代で比較すると、
「学童保育(公営・民間)に行く」は、31.3%増加。
一方、「自宅にて弟妹と過ごす」は30.7%減少、
「友達と遊ぶ」は25.6%減少。

・「平日の放課後の過ごし方の違い」を
親世代と子世代で比較すると、
親世代の方が多かったのは
「同年齢・異年齢の子ども同士で遊ぶ機会」(59.3%)。
子世代の方が多かったのは
「ゲームやテレビなどで一人で過ごす時間」(55%)、
「習い事の時間」(47.3%)だった。

・子どもや大人とのコミュニケーションを通して
親が子どもに学んで欲しいこととしては、
「コミュニケーション能力(協調性・傾聴力・自己表現力)」(92.0%)、
「社会ルールやマナー」(86.7%)、「思いやり」(85.7%)が最も多く、
続いて「危険管理能力」(77%)、
「けんかの仕方や仲直りの仕方」(76.7%)、
「ゲームやテレビではなく、様々な遊びを知る機会」(68.7%)だった

【調査結果の詳細】(n=300)

<子どもの夏休みに関する不安>

■Q1.もうすぐお子様の夏休みですが、不安はありますか?

・夏休みに不安があるかについて、
「非常に不安」、「やや不安」と答えた人は全体の38.7%でした。
職業別では、有職者は52.0%、専業主婦は25.3%が
「非常に不安」、「やや不安」を選択しており、
有職者の方が不安に感じている割合が
高いことが明らかになりました。

■Q2.お子様の夏休みについて不安な内容を教えて下さい


(n=116 Q1で「非常に不安」、「やや不安」と答えた方のみ。複数回答可)


・子どもの夏休みが「非常に不安」、「やや不安」と回答した
母親116名にその内容を尋ねてみると、
全体の69%が「子どものスケジュール管理」を挙げました。
職業別では、専業主婦が最も不安に感じていることは
「子どもの一日のスケジュール管理」(84.2%)だったのに対し、
有職者は「昼食、お弁当の用意」(74.4%)と答えています。
また、自由回答では、「習い事が休みになると
どう過ごさせたらよいか分からない」(会社員・会社役員)、
「毎日学童保育に通わせることを
本人が不満と思わないか」(会社員・会社役員)、
「仕事が制限されてしまうかもしれない」(パート・アルバイト)
といった意見が寄せられました。

<親世代と子世代の放課後の比較>

■Q3.お子様は平日の放課後をどう過ごしていますか?
また、あなたが小学校1年生の頃、
平日の放課後をどう過ごしていましたか?(複数回答可)

・平日の放課後の過ごし方を親世代と子世代で比較すると、
子世代の方が多い項目は「学童保育に行く」で、
親世代と比べると公営・民間合わせて31.3%増加しています。
また、子世代の方が少ない項目は
「自宅にて弟妹と過ごす」が30.7%減少、
「友達と遊ぶ」が25.6%減少でした。

■Q4.ご自身の子ども時代とあなたの長子の
お子様の今を比べて、平日の放課後の過ごし方には
どういう違いがあると感じますか?


・今と昔の、平日の放課後の過ごし方の
違いを尋ねてみたところ、昔の方が多かったものは、
「公園や神社の境内空き地などの
自由に遊べるスペース」(85.0%)や
「自然と触れ合える場所」(81.0%)、
「自分で遊びを考えられる機会」(68.0%)でした。
反対に今の方が多いものとしては、
「ゲームやテレビなどで一人で過ごす時間」(55.0%)、
「習い事の時間」(47.3%)が挙げられています。

<子ども同士や大人とのコミュニケーションを
通して子どもに学んで欲しいこと>


■Q5. 同年齢・異年齢の子どもまたは大人との
コミュニケーションを通して、
お子様にどんなことを学んで欲しいと思いますか?
(複数回答可)

・コミュニケーションを通して子どもに学んで
欲しいことを尋ねたところ、
「コミュニケーション力(協調性・傾聴力・自己表現力)」(92.0%)、
「社会ルールやマナー」(86.7%)、
「思いやり」(85.7%)が上位に位置しています。
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