保育所待機児童:昨年度より125人増 広島市、335人に 定員増追いつかず /広島


毎日jp
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広島市は8日、4月1日現在の保育所待機児童が、
昨年度より125人増えて335人になったと発表した。
過去10年間で2番目に多い。
不景気で共働き世帯が増えたことが、
入所申し込み数を押し上げた一因とみられる。

同市によると、昨年度に保育所を12カ所新設し、
既存保育所を増築したことで、
定員(4月1日現在)は昨年度より
1053人多い2万3287人となった。
しかし、3月末現在の未就学児(0〜5歳)と
入所申し込み数はともに増加。
未就学児は6万8314人(昨年度6万7900人)。
申し込み数2万3075人は総定員を下回ったが、
主に若い夫婦の住む新興住宅街付近の保育所では、
希望者に定員増が追いついていない。

区別では、安佐南区が昨年度より
106人多い184人でトップ。
昨年度の待機児童がゼロだった中区は37人だった。
一方、東区(同2人)と南区(同1人)はゼロとなった。
同市は今年度中に、保育所の新設・増改築などで
新たに474人の定員増を図る予定だが、
同市保育指導課は「入所申し込みは第5希望まで記入できるが、
第1希望しか記入しない保護者が多い。
職員も相談に乗るので、申し込みの工夫をしてほしい」
と呼びかけている。【中里顕】
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