暫定保育施設の年齢別定員増 待機児童の減少図る 港区・異例の年度途中


東京新聞
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港区は8月1日から、緊急暫定保育施設「区桂坂保育室」(高輪3)の
年齢別の定員を大幅に変更、待機児童の減少を図る。
区によると、若干の定員増などはあったが、
年度途中に弾力的に見直すのは初めて。
武井雅昭区長が、21日の定例会見で発表した。

変更は、年齢別の需要と供給の差が、
4月以降明確になったための措置。
1歳児を50人から95人に増やす一方で、
ゼロ歳児を15人減、4歳、5歳児を計30人減とした。
総定員250人は変わらない。
増加分の1歳児が2歳児となっても保育を続けられるように、
今後も定員などに配慮する。

プレハブ2階建ての同保育室は、
区独自の待機児童対策の一環として、昨年5月に開設した。
民間に事業委託して、保育料、保育内容は認可保育園とほぼ同等。
ただ、来年度までの「緊急暫定」で、
その後の存続は「待機児童の動向などを踏まえて決める」
(担当者)という。

区によると、今年4月現在、区内の待機児童数は175人。
武井区長は「居住地、勤務地から遠いなどの
地理的条件で希望されない人もいるかもしれないが、
45人の定員拡大でかなり状況は改善する」と期待を込める。
今後開設する認可保育園についても
「定員を設定する際、需要の変化に
弾力的に応じられるようにしたい」と語った。 (井上幸一)
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