保育所元職員が不正経理で着服


朝日新聞
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◆江津、刑事告訴も検討◆

江津市敬川(うや・がわ)町の社会福祉法人「敬川保育所」に
3月まで勤めていた60代の女性職員が、
架空請求などで運営費を着服していたと
山崎定育理事長が12日、記者会見して明らかにした。
2011年度だけで約900万円に上るという。

山崎理事長によると、女性は1996年採用で経理を担当していた。
昨年度の不正経理は数十件で、
請求書を偽造して事務用品や食材などの
取引業者10社余に代金を支払ったように装ったり、
水増し請求で差額を着服したりしていた。
女性は「5、6年前から不正経理をしていた」と話し、
昨年度の着服金のうち780万円は返済されたという。

山崎理事長は「10年度以前も調査を進め、刑事告訴も検討したい。
今後は複数の経理担当者を置くなど
チェック体制を強化する」と話した。(菱山出)
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