育児改善指導実らず・・・1歳放置死


YOMIURI ONLINE
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大津市で昨年6月、母親が高熱を出した
1歳7か月の我が子を放置して死なせた
〈ネグレクト(育児放棄)〉事件。
市は、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された
同市、無職容疑者(29)のネグレクトを以前から疑い、
育児の姿勢を改善させようと市や
保育園を中心に支援してきたが、その思いは伝わらず、
最悪の結果となった。

最初の兆候は、容疑者が次男(6)の
3歳半健診があった3年前。
おむつがぬれており、保健師が
「子どもの面倒を見ていないのでは」と疑った。
以後、市は担当職員が月に1回程度、
次男が通う市立保育園の保育士は
かなり頻繁に家庭訪問をしていたという。

三男が生まれた後もネグレクトの兆候は見られ、
保育士は次男と一緒に送り迎えを続けた。

6月24日朝、39度の高熱を出している三男を見た保育士が
「病院に連れていってね」と声をかけたが、
容疑者は三男に治療を受けさせず、
インターネットのチャットに熱中していたという。

27日の昼前、「三男が大変」と保育園に電話があり、
保育士2人が急いで容疑者宅に駆け付けた。
青ざめて横たわった三男は既に心停止状態で、
保育士らが心肺蘇生措置を試みたが、
到着した救急隊は「死後、数時間はたっている」と判断した。

市の担当者は「子どもは母親の下で
育つ方が良いと考えての措置だった。
こんな結果になり、残念だ」と口惜しがった。
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