子どもポルノの単純所持禁止を スウェーデン王妃


テレ朝ニュース
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インターネット上の児童ポルノの根絶に向けて
国際シンポジウムが東京で開かれました。
この問題に早くから取り組んできたスウェーデンのシルビア王妃は、
日本でまだ法制化されていない
児童ポルノの単純所持禁止の必要性を訴えました。

「かつて子どもポルノ描写物は
郵送または手渡しでなければ入手できませんでしたが、
今では世界中の何千人もの受信者に数秒のうちに
送信できるようになりました。
もし、わが子が消息不明になり、
その子の姿を再び目にするのがインターネット上で
性的に搾取されている場面だとしたら、どのように感じるでしょうか?
そして、その画像を削除できる可能性が決してないとしたら。
インターネット上の子どもの性的搾取を記録した
描写物の数は何百万にも上ります。
子どもポルノに関する活動の大部分は営利目的ですから、
効果的に規制する方法の一つは、その収益性と闘うことです。

日本の国会では子どもポルノの単純所持を
違法化するかどうかについて議論が進行中であると理解しています。
スウェーデンでは法改正手続きを経て、
1999年に単純所持を犯罪化することに辿り着きました。
加害者に法的裁きを下すことを含め、
この法令は警察の捜査を容易にしました。
さらに大切なことは、この法改正により、
警察が犠牲者である子どもたちを
特定できる可能性が高まったことです。

子ども達の保護を強化するためには、
さらに的を絞った措置が危急の課題だと考えます。
同時に、子どもの性的搾取に対する需要を減らし、
最終的には根絶する必要があります。
未成年者との性行為への需要こそが
子どもの性的搾取というグローバルな問題の駆動力となっており、
それゆえ喫緊に対処すべきだと理解することが重要です。

否定したり、目を背けたり、静観するという行為は、
子どもの搾取に貢献する行動の一つです。
今、行動を起こさないことは、
子どもを虐待することなのです。」(要旨)
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