子を殺しそう…無理心中の母、電話相談していた


YOMIURI ONLINE
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横浜市港北区で5月末に母親が無理心中を図り、
男児を殺害した事件を巡り、
市が事前に虐待の危険性を認識していながら
防げなかった問題で、母親が昨年12月、
市の虐待相談のホットラインに「子どもを殺してしまいそう」などと
訴えていたことが14日、わかった。

 市が経緯を公表した。

林文子市長は同日の記者会見で
「非常に痛ましい。市として重く受け止め、
しっかり検証する」と述べた。

市こども家庭課によると、殺人容疑で逮捕された容疑者(42)は
事件の約半年前の昨年12月29日、
横浜市が24時間受け付けている
「よこはま子ども虐待ホットライン」に電話。
殺害した次男(当時3歳)について、
「子どもを殺してしまいそう」「子どもを預かってほしい」などと、
14分間にわたって訴えた。

電話を受けた相談員は、話を聞くうち、
母親がしっかりした口調になってきたことから、
落ち着いたと判断、相談を終えた。
こうした情報に基づき、北部児童相談所は
今年1月19日、市のマニュアル
「虐待防止ハンドブック」で虐待の危険性が高い順に
A~Eの5段階で評価しているうち、
危険性が2番目に低いDランクと認定。
同23日には、同児相と港北区が協議し、
その後は区が対応することを決めたという。

児童相談所には、児童虐待防止法に基づき、
子どもの一時保護施設への入所や、
家庭への立ち入りなどの法的権限がある。
一方、区にはこうした権限はない。
市こども家庭課は「危険性を低いとみた判断に
課題がなかったのかを検証していく」としている。
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