幼稚園で授業が効果/「小1プロブレム」解消に


SHIKOKU NEWS
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善通寺市教委が市内8幼稚園で実施している教室
「楽しい文字あそび」が本年度、5年目を迎えた。
幼稚園カリキュラムの中に小学校の授業に近い
学習形態を取り入れたもので、
進学時の環境変化が原因とされる「小1プロブレム」解消にも
つながっているとして、小学校関係者から評価されている。

教室は幼小連携事業の一つとして、
2008年から年長児を対象に実施。
元善通寺中央小校長の大坪サチ子さんと
元善通寺東部小校長の荒木雅子さんらの
2チームが講師を務め、各園で月2回、
小学校の授業時間より5分短い40分を1こまとして開催している。

このほど、同市生野町の善通寺南部幼稚園(高畑啓子園長)であった
本年度3回目の教室では、年長児25人が大坪さんら
講師2人に大きな声であいさつをしてスタート。
自分の名前をノートに書いた後、
ひらがなの「く」と「こ」の書き方などを学んだ。

教室では正しい鉛筆の持ち方から、姿勢を正すこと、
挙手をして発言することなど小学校で教える学習態度も指導。
ゲームを取り入れるなど園児を飽きさせない工夫も随所にあり、
高畑園長は「集中力が身についている」と話していた。

教室を見学していた善通寺南部小の石井恭子校長は、
「姿勢を正して学べていることが素晴らしい。
この教室で学ぶことで、小学校の授業にスムーズに
入れるなど効果を上げている」と感想を述べた。
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