横浜市の送迎保育ステーション


朝日新聞
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横浜市が昨年度から待機児童対策で始めた
「送迎保育ステーション」の利用が伸び悩んでいる。
今年度は約9700万円の予算を計上。
230人まで利用可能だが、実際の利用者は19人しかいない。

預かった子どもを保育所へ送迎するステーションは、
都筑区や旭区など待機児童の多い地域の
駅の近くに5カ所にある。
朝7時から開いていて、バスで片道100円で
30分離れた保育所にも連れて行く。
夕方、子どもは保育所からバスでステーションに戻り、
午後9時まで保育士が面倒をみる。

送迎は3歳以上が対象。
自宅から離れた保育所に子どもを入れざるを得なかったり、
就業時間と保育所の開園時間が合わなかったりした
保護者の負担を軽くしようと昨年4月、始めた。
同様のサービスは、千葉県流山市や
埼玉県草加市などにもある。

横浜市は昨年、2カ所で開始。今年度は3カ所増やした。
ステーションの整備には約1億7千万円かけた。
毎年1億円近い運営費がかかる。しかし、利用者は伸びない。
昨年4月の利用者は3人。
今年5月末でも19人だけだ。

低迷の理由について、あるステーションの担当者は
「親は保育所で子どもがどう過ごしているかを知りたい。
自分で送り迎えして、保育士らと顔を合わせて、
初めて安心できる」と指摘する。
市保育運営課は、保育所が増え、
近くの保育所に通いやすくなったことも、
低迷の理由にあげる。

現在、ステーションから送迎している保育所は
50カ所ほどに限られており、同課は、
通える保育所を増やすことを検討している。
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