朝日新聞様
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桜島小みかんのキャラクター「こみかんちゃん」を
主人公にした絵本のフリーペーパー「TETTE(てって)」が好評だ。
4月に創刊されたばかり。
主婦たちが制作し、鹿児島が物語の舞台になっている。
フリーペーパー営業の経験がある小野悌司(てい・じ)さん(42)が、
子育てで頑張るママたちを応援しようと思い立った。
活字が多い情報誌ではなく、
親も子も楽しめるように無料の絵本を作ることにした。
1年ほど前から知人に声をかけ、
30代の主婦を中心に約10人が集まった。
運営母体「NOVELTE(ノベルテ)」を鹿児島市に立ち上げ、
小野さんが代表に就いた。
みんな絵本を作ったことはない素人。
どんな物語にするか、子どもたちが好みそうなキャラクターは何か、
それぞれが意見をふせんに書き出していった。
アイデアを出し合うなかで生まれた主人公が、
小さくてかわいらしい「桜島小みかん」のこみかんちゃんだ。
創刊号は、こみかんちゃんが生まれた桜島から、
強風で遠くに飛ばされるところから始まる。
いろんなキャラクターと出会い、物語が展開していく。
勢いのある絵も、参加した女性の一人が描いた。
題名の「TETTE」は、母親と子どもが
手と手を取り合うイメージで名付けた。
たくさんの親子に絵本でつながってほしいという
願いを込めている。
絵本作りに参加した冨田真理子さん(31)は
「絵本に出てきた場所や物が、
実際に子どもと出かけた時に、
『ここにある』『絵本に出てきたね』と
会話を楽しむことができる。
鹿児島のことがわかる絵本を
これからも作っていきたい」と話した。
絵本の配布地域は鹿児島市内。
毎月25日、スーパーや幼稚園、保育園など
約60カ所で1万部を配っている。
気軽に手にとることができ、わかりやすい内容なので、
「読みやすい」「子どもの反応が良い」「絵本代がかからなくて良い」
といった声が読者から寄せられている。
市外からも「絵本がほしい」と問い合わせがあった。
小野さんは「子どもと一緒に楽しんで読んでもらいたいというのが、
一番の願いです」と話した。
「NOVELTE」は一緒にボランティアで絵本を作りたい人、
「NOVELTE」は一緒にボランティアで絵本を作りたい人、
絵本を置いてくれる店や施設、絵本に載せる広告を募っている。
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