山形のNPO 気仙沼などでプロジェクトを始動


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雇用・就労面から東日本大震災の被災者支援を続ける
山形市のNPO法人「IVY」(国際ボランティアセンター山形)が、
被災した保育施設の再生を後押しする
「がんばれ!託児所プロジェクト」を
宮城県気仙沼市などで本格始動させた。
IVYに寄せられた募金を保育士の人件費に充てる手法で、
被災地の子育て環境改善を目指す。
IVYのスタッフは石巻市と気仙沼市を拠点に活動し、
廃園や休止に追い込まれた保育施設が少なくない現実に直面。
「幼い子を預けて働ける環境を取り戻す必要がある」
(事務局長の安達三千代さん)と託児所プロジェクトを思い立った。
支援するのは、震災で廃園となった保育所の
保育士たちがボランティアで再開させた「つぼみ保育園」など、
気仙沼市内の認可外の保育施設2カ所。
当面は来年3月までの予定で、
保育士の人件費をIVYが負担する。
「つぼみ保育園」では、開所した昨年9月以降、
保育士たちが失業保険を受けるなどしながら
無報酬で保育に当たっていた。
IVYは、失業保険が切れた後も
持続して保育の場を維持することが、
地域社会の再生に欠かせないと判断。
山形発の託児支援に乗り出した。
 IVYは今年3月まで、募金を元手に
被災家屋の片付け作業などに直接雇用する
「キャッシュ・フォー・ワーク(CFW)」を柱に、
震災で職を失うなどした人を支援してきた。
託児所プロジェクトはその応用編と位置付けられる。
今後は支援対象を広げていきたい考え。
安達さんは「震災前の生活を取り戻すため、
被災地では幼い子を抱えた家庭も
夫婦共働きが不可欠となっている。
保育所の運営を側面支援し、
働く場を求める女性を支えていきたい」と話している。
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