【三重県】延長保育実施37・5% 県調査 全国平均大幅下回る


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職員確保が課題

通常の保育時間を超えて幼児を預かる
「延長保育」を実施している県内の保育所は37・5%と、
全国平均(70・6%)を大幅に下回っていることが
県の「特別保育実態調査」で明らかになった。
保護者の利用ニーズが高まる一方で、
施設にとっては保育士の確保が課題となっており、
県は「地域の実情に応じた対策を
市町と協議したい」としている。(新良雅司)

今年1、2月、県内全ての公立・私立保育所429施設と、
園児の保護者3000人にアンケート用紙を配布。
331施設と1425人から回答を得た。

保護者のうち、「延長保育を利用したい」としたのは56・0%。
共働き家庭の増加などで利用を希望する保護者が増える中、
保育所側も52・5%が「延長保育は必要であり、
実施すべきだと思う」と答えた。

一方、延長保育などの特別保育を実施していない
保育所の42・4%が、その理由について
「対応できる職員がいないため」と回答。
延長保育をしている保育所に課題を挙げてもらったところ、
66・5%が「職員の負担が大きい」と答えた。

市町別の延長保育の実施割合は、
朝日、玉城、度会の3町が100%なのに対し、
菰野、大台、大紀など9町はゼロ。
利用ニーズは名古屋圏への通勤者が多い
桑名、いなべ市、菰野、川越町など
県北部で高い傾向があるという。

県子育て支援課は「同じ市町でも
都市部と郊外では実情が異なる。
保育士確保の課題もあり、
延長保育を行う保育所を増やすだけでなく、
拠点施設に集約するなど、
保護者の利用ニーズに応じた
保育サービスを検討したい」としている。
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