【ロシア】子供のための園


The Voice of Russia
------------------------------------------------
ロシア政府は、人口減少の危機を目の前にし、
出生率の向上および母親と
子供を支援するためのプログラムを承認した。
この政府の対策は効果を表し、出生率は増加した。
だが喜ばしいニュースのほかに懸念材料もみつかった。

明らかになったところによると、
国営の幼稚園が危機的に不足しているのだ。
働かずに家で子供の世話をする専業主婦
あるいはベビーシッターを雇える人はそれほど多くない。
また私立の幼稚園は学費が高いため、
私立幼稚園に子供を通わせることができる親も限られている。

ロシアでは現在、200万人以上が
国営幼稚園の入園待ちをしている。
モスクワ郊外だけでも約4万9000人が
入園待ちの状態にある。

地方自治体が運営する新たな幼稚園の建設は間に合っていない。
政府はこの状況の中で、私立幼稚園の発展に望みをかけている。
だが欧州では私立の幼稚園が
全体の約15パーセントを占めているのに対し、
ロシアでは約1パーセントにすぎない。
そのためロシア政府は、地方自治体が運営する幼稚園の
建設プログラムを拡大すると同時に、
私立幼稚園の設置も促進する意向だ。

2015年までに私立幼稚園を
全体の10パーセントにまで拡大する予定。
幼稚園を設置する運営者には、
特恵税率の適用と補助金が約束される。
私立幼稚園に入園しやすくするために、
親には地方予算から補助金が支払われる。
すでにサマーラ、チェリャービンスク、ノヴォシビルスクなどの
一連の都市で、このような支援策が実施されている。

理想的なのは、国営と私立の幼稚園の学費が
親にとって同額になることだ。
------------------------------------------------
保育士新卒 新卒情報 保育士転職

コメント