団子詰まらせ女児重体 栃木の保育園

下野新聞
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栃木市は20日、同市箱森町の市はこもり保育園で
17日午後、女児(2)がおやつで出された白玉団子を
のどに詰まらせ意識不明の重体になっていると発表した。
20日会見した鈴木俊美市長は
「保育中のあってはならない事故。深くおわびする」などと謝罪した。
栃木署は関係者から事情を聴き、事実関係などを確認する方針。

市によると、女児は17日午後3時50分ごろ、
おやつで出されたフルーツポンチに入っていた
白玉団子1個(直径2~2・5センチ、質量8、9グラム)を
丸ごと飲み込み、のどに詰まらせたという。

近くにいた保育士が、牛乳をはき出すなどした
女児の異常に気付き、頭を下にして背中をたたくなどの処置をした。
119番で駆け付けた救急隊員が白玉団子を取り除いたが、
一時心肺停止状態となり、人工呼吸などで蘇生した。
大学病院に救急搬送されたが、
女児は20日現在も意識不明の状態だという。

同園には0~5歳児の計144人が通っており、
白玉団子は2歳児以上の約110人におやつとして出された。
白玉団子は年に2回ほどおやつで出しているという。
市こども課は「よくかんで食べるように注意したが、
細かくするなどの配慮に欠けていた」などと
対応の不備を認めた。
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