学校再開も戻る子どもは18%


NHK NEWS WEB
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去年9月、原発事故による避難区域の指定が解除され、
住民の帰還を進めている福島県広野町は、
来月、小学校と中学校を元の場所に戻すことを決めましたが、
戻る子どもたちは、事故前の18%に
とどまっていることが分かりました。

広野町は、原発事故のあと町の全域が
原発の緊急時に避難が求められる「緊急時避難準備区域」に指定され、
一時、ほとんどの住民が町の外に避難しましたが、
去年9月に指定が解除されました。
町では住民の帰還を進めていて、来月からは、
いわき市に間借りしていた小学校と中学校を
町の元の校舎に戻し、授業を再開することを決めています。
しかし、町の教育委員会が事故前に通っていた
517人の子どもたちの保護者に戻る希望が
あるかどうか調べたところ「戻る」と答えたのは、
95人とおよそ18%にとどまっていたということです。
さらに、「戻る」と答えた子どもたちのおよそ70%は、
放射線への不安などから避難先から
通学すると答えたということです。
広野町教育委員会は、「子供たちの多くが
戻れないままでいることは残念だが、
町内の放射線量の測定データを保護者に伝えるなどして
引き続き理解を求めていきたい」と話しています。
避難区域にある福島県内のほかの学校でも、
元の校舎での授業を再開しても戻る
子どもたちが少ない状況で大きな課題となっています。
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