切り口真っすぐな小型セロテープ 幼児需要の開拓も ニチバン「セロテープ 直線美mini」


日本経済新聞
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ニチバンは真っすぐに切れるカッター付きセロハンテープ
「直線美」シリーズに最小モデルを追加し、5月21日に発売した。
持ち運びがしやすく、刃の付いている面を
底にして立てて置けば狭い場所にも置きやすい。
テープのヘビーユーザーをにらみ、
従来の小巻カッター付きセロハンテープの
約2倍の長さのテープを収納した。

真っすぐな切り口は貼ったときの見た目がいい。
ギザギザの切り口と違い、はがすときにテープが縦に裂けたり、
時間の経過とともにほこりが付いたりしない。

小型のテープカッターはケガをしないように
プラスチック製の刃を使うのが一般的だが、
この商品は金属刃を採用してテープをきれいに切れるようにした。
凸凹が少なく刃に触れてもケガをしにくい。

価格は504円、販売目標は非公表。

【日経産業地域研究所研究員の視点】

直線美シリーズはテープが真っすぐに切れることが特徴で、
初代モデルは2010年1月に登場し、ヒット商品となった。
2011年6月に発売した第2弾の商品は、
初代よりも小ぶりにしたため、外回りの仕事に携行したり、
ノベルティーにしたりと用途が拡大し、
初代の約2倍のペースで売れているという。

今回の商品はこれらに続くシリーズ第3弾。
職場での文具の支給が減り、
個人単位での購入が増えている流れをにらみ、
家庭に持ち帰って使っても違和感がないよう
さらに小型化を進めた。
同時に、商品をつかむための空洞を本体中央に設けないことで、
長尺のテープの収納を可能にした。

商品をデザインするにあたっては、
売り物のコンセプトである切り口のまっすぐなイメージと、
丸みを帯びた持ちやすさが共存するよう知恵を絞ったという。
直線美シリーズはギザギザが少なく
触れてもケガをしにくい独自の刃を採用したことで、
安全性も強みとなり、幼児向けの需要を開拓しつつある。
小型化でその傾向に弾みが付きそうだ。
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