10mの長ーい絵 子どもが自由に表現


亀岡市民新聞
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子どもが絵の具を使って10㍍の長い絵を描く催しが
28日、ガレリアかめおかロビーギャラリーで行われ、
約70人が参加。
自由に表現した作品は翌29日に展示され
多くの市民の注目を集めていた。

夏休みの自由研究や夏の思い出に、学校や家ではできない、
体を使って表現できるイベントとして、
造形教室「こどもアトリエ・てくてく」(篠町広田)が主催した。

会場には横1・8メートル、縦10メートルの長い白布が用意された。
同アトリエ講師の綿引恒平さんが冒頭に
「今日は子どもに何も制限のない
自由なスタイルで表現してもらいます。
保護者のみなさんも今日はどんなに服が汚れても
静かに見守ってください」とあいさつ。
テーマはなく、ただ“絵の具で遊ぶ”がキーワード。
会場には絵の具7色と、筆、ローラーが用意された。

最初は筆で花や顔など各自でお絵かきをしていた子どもも、
いつの間にか隣の絵と繋げ、
思い切ってローラーで太い線を何本も描いたりして
表現の幅が増してきた。
絵の具を手や足につけて自分の手形や足跡をペタペタと付けたり、
豪快にインクをぶちまけ、それを別の子が筆で広げたり―。

思わず「あー」と声をあげる保護者をよそに、
子どもらは思いのままに白い布に色を付けていった。
やがては、自分の体に色を塗り、友達の顔にも色をつけ、
全身で“色ぬり”を楽しんでいた。

完成した絵は29日にガレリアに展示され、
その後、作品を小さく切り取って
木製パネルに張り希望者にプレゼントした。

同アトリエの講師は、造形や陶芸の作家として活躍中の
綿引恒平さんと白川真悠子さん。
純粋に『つくる』ことを楽しむ場をつくりたいと
2年前からガレリアかめおかで毎月1回、
陶芸を中心としたアトリエ教室を開いてきた。
昨年からは、時間の制約や親の目を気にせず
自由な発想で表現できる独自の教室を篠町広田にオープンさせた。

綿引さんは「思いついたことを制限なしに
形にできることは子どもの可能性を広げてくれる。
子どもは芸術家。1つ1つのアイデアがおもしろい」
と感想を話していた。
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