「保育クーポン券」配布 西成特区構想


YOMIURI ONLINE
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橋下徹大阪市長が西成区の活性化に向けて打ち出す
「西成特区構想」を巡り、
市の有識者会議(座長=鈴木亘・学習院大教授)が
27日、具体策として子育て世帯向けの
「保育クーポン券」の配布や、
結核の予防・治療の拠点施設の設置などを
市に提示することを明らかにした。
市は9月末にこれらの施策を盛り込んだ報告書を受け取り、
来年度から順次、実施する方針。

同会議がこの日西成区で開いたシンポジウムで、
鈴木氏が説明した。

子育て施策では、保育所や幼稚園の料金に使える
保育クーポン券の配布のほかに、
子育て世帯向けの住宅補助の検討を求める。
中学校の校舎を利用して
放課後に低料金の塾を開講することも示す考えで、
塾に通わせる余裕のない世帯の子どもの学力底上げを狙う。

観光活性化策では、低料金で外国人観光客の
利用が多い簡易宿泊所に対し、改装費を助成し、
「ゲストハウスエリア」としての整備を進める。
市独自で留学生の交流施設も開設する。

また、医療対策として、他区と比べて突出して
罹患りかん率の高い結核について、
予防から治療まで対応する「結核センター」の設置を示した。
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