子ども向け「人権カルタ」 明石のNPOが作成


神戸新聞
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子どもが生きる力や道徳観を身につける機会をつくろうと、
兵庫県明石市内のNPO法人「はちどり人権塾」(大原笑子代表)が、
子ども向け人権かるたを作成し、
大会を開くなどして普及を図っている。
大原さんは「親子で遊び、
普段の心がけを一緒に見つめ直してほしい」と話している。

同法人は中学校区ごとに1人配置されている
市の人権教育推進員を務めたメンバーが、
退任後、得た経験を生かそうと一昨年末に結成した。

地域の要請を受けて寸劇や講演を手掛ける一方、
昨年には夫婦関係や子育て、地域社会など
多彩なテーマを取り上げた展示用かるたを作成。
好評を博して「実際に遊びたい」「子ども用が欲しい」などの
要望が集まり、幼稚園から小学生低学年を対象にした
新たなかるたを企画した。
大勢で遊べるよう、取り札は色紙に絵を描いて作った。

読み札の文言は「ありがとう えがおがうまれるまほうのことば」
「まけないよ あきらめないよ さいごまで」など
分かりやすさを重視。
「おかしをわけっこ おいしいね」は一人っ子が増える中、
周囲への配慮の大切さを説き、
「ねえねえきいておかあさん」は、
多忙でも子どもの声に耳を傾けてほしいという
親に対する願いを込めた。

遊ぶ際は参加者が背を向けて取り札を囲み、
読み上げられた言葉を復唱してから取り合う。
大原さんは「メッセージをかみ砕いてほしい。
優しい心と強い心をバランスよく育てたい」と話す。

16日午後2時からは、
親子かるた大会を市産業交流センター
(大久保町ゆりのき通1)で開く。
かるたを使った催しの依頼も受ける。(小林良多)
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