学童保育に手作りの防災ずきん贈る 茂木町の高齢者たち


下野新聞
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【茂木】高齢者の親睦グループ会員らが協力し、
町内の学童保育児童全員分の防災ずきん
約100枚を手作りした。
1日、須藤小学童を訪れ、子どもたちに使用方法を教えて贈呈した。
残る3学童保育にも順次贈ることにしている。
 防災ずきんを製作したのは、
外出促進のために高齢者らで作る
「ふれあいいきいきサロン」や一人暮らしのお年寄り、
町社協所属の手作りボランティアら計約35人。

昨年3月の東日本大震災で、
当時須藤小学童保育の指導員だった大越都子さん(67)は
児童の避難誘導の際、頭を守る防災ずきんが有効だと痛感。
震災対策の話し合いで提案し、町社協が動いた。

社協がキルト生地を提供し、
手作りボランティアが裁断など下ごしらえ。
町内5サロンの会員らがひもを付けるなど本縫いして完成させた。
作業に当たったのは70代から80代の高齢者がほとんどだ。

須藤小学童保育には、坂井下いきいきサロンの会員ら
計9人が訪れ、ずきん20枚を手渡した。
子どもたちの装着を手伝いながら同サロンの
永嶋洋子さん(76)は「私らは戦争でずきんをかぶったが、
みんなは地震や竜巻などで役立てて」と話した。
ずきんは同施設に常備する。
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