■ 登別市保育サービスアンケート結果、民間移行5割不安


室蘭民報ニュース
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登別市は31日までに「保育サービスアンケート調査結果」をまとめた。
5割を超える回答者が市立保育所の民間移行について
「不安がある」「民営化により保育の質は
あまり変わらない」と答えた。

市立保育所の運営方法とサービス内容を検討し、
利用者の意見と要望を把握する目的で実施した。
今年1月30日から2月18日の期間、
市内5カ所の保育所を利用する保護者465人に
(1)保育所運営状況(2)特別保育等の保育サービス
(3)民間等への移行などを質問。市に望むことなどを
自由回答で尋ねた。回答者数は273人で回答率59%。

保育所の民間移行については
「不安がある」「民営化しても質は変わらない」と
56%(153人)が否定的な回答。
「保育の質が良くなるので進めてほしい」は
19・4%(53人)だった。

民営化が検討されていることについては
「情報提供をしっかり行うべき」が
最多の55・7%(152人)。
次いで「民営化が進むと不安」16・5%(45人)、
「市の考え方に任せる」14・3%(39人)。
「民営化の推進を望む」は5・5%(15人)にとどまった。

保育所の運営状況については「満足」「やや満足」が67%。
「不満」「やや不満」は11・6%だった。
休日保育の利用は85・3%(233人)が
「知っているが利用したことがない」と答えた。

自由意見では乳児保育の拡大を希望する意見や
保育料の減額を望む声が上がった。
「あいさつをしても無視される」
「先生の感情で子どもを叱る場面を見た」などと
保育士の態度改善を求める意見もあった。

市子育てグループの吉田富士夫総括主幹は
「改善可能なことは速やかに取り組み、
保育の質とサービス向上を図りたい」と話した。
(粟田純樹)
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