「放射線から子どもら守る」報告/郡山


朝日新聞
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原発事故以来、子どもたちを放射線から守るために
学校がどう取り組んできたかについての実践報告と
シンポジウムが20日、郡山市中央図書館であった。

市内でも線量が高く、全国で最初に校庭の
表土除去を実施した市立薫小学校の森山道明校長が
子どもの日常生活全般や給食、除染について報告した。
通学路まで除染したことについて、
「高圧洗浄機の電源や水の確保、
トラックを借りる予算など難問があったが、
地域、PTAの協力と教職員の努力で実施にこぎつけられた」と述べ、
地域との連携の重要性を強調した。

シンポジウムでは各専門分野から、
放射線を恐れるあまり、栄養バランスを欠いたり、
外遊びを控えて運動不足に陥るなど
別のリスクにつながるという指摘があり、
食物や運動も含めた包括的な放射線教育が必要ではないか、
といった意見が出された。

小児科医の立場から市にさまざまな助言をしている
菊池信太郎医師は「学校は子どもが9年間過ごす生活空間。
子どもに関わる全ての大人が一人ひとりの子どもの生活環境を考え、
3年後、10年後の変化を見なくてはいけない」と述べた。

市立小、中学校の教職員ら130人が参加した。
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