石巻の幼稚園バス被災訴訟 地裁、調査嘱託を採用


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東日本大震災の津波で亡くなった
私立日和幼稚園(宮城県石巻市)の園児4人の遺族が、
園側に計約2億6700万円の損害賠償を求めた
訴訟の弁論が28日、仙台地裁であった。
遺族側は宮城県内の放送局3社に
震災発生直後のラジオ放送の内容を質問する
調査嘱託を地裁に申し立て、採用された。
津波の予見可能性が争われる訴訟で、
放送内容に関する調査嘱託は異例。
遺族側によると、質問は巨大地震の直後、
石巻市中心部への津波の襲来が
予見できたことを立証するのが目的で、
地裁を通じ3社に申立書が送られる見通しだという。
申立書によると、回答を求めるのは、
昨年3月11日午後2時46分ごろ~3時10分ごろの放送内容。
宮城県で震度6強~7の地震が発生したことや
県内各地の津波到達予想時刻、
予想される津波の高さなどを、
それぞれ放送で伝えたかどうかを質問する。
訴えによると、園児12人を乗せた幼稚園のバスは
昨年3月11日午後3時ごろ、
海に近い石巻市南浜町方面に向けて出発。
7人を降ろして園に引き返す途中の同3時45分ごろ、
同市門脇町付近で津波に巻き込まれ、園児5人が死亡した。
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