2年ぶりプール再開、歓声戻る 白石・越河小の除染終了


河北新聞
------------------------------------------------
宮城県白石市越河小(児童71人)は1日、
福島第1原発事故の影響で使用を見合わせてきた
屋外プールについて、除染作業の終了に伴い
2年ぶりに使用を再開した。
炎天下、待ちに待った子どもたちの歓声が戻った。
越河小では5月29日から7月20日にかけて除染作業を実施。
校庭には厚さ8センチの覆土を施し、
プールや周辺はブラシで洗浄するなどした。
この結果、地上50センチで測定した空間放射線量は、
校庭が除染前の毎時0.52マイクロシーベルトから
63.5%減の毎時0.19マイクロシーベルトに低減。
プールでは除染前の毎時0.38マイクロシーベルトから
47.4%減の毎時0.20マイクロシーベルトに下がり、
いずれも国の除染基準(毎時0.23マイクロシーベルト)を下回った。
プール水についても市が7月23日に実施した
放射性物質濃度の検査で「不検出」だった。
越河小は「除染作業が終わり、放射線量が下がった」と判断。
保護者の了解を得てプールの使用開始を決めた。
1日は午前9時半から1~6年生35人が久しぶりのプールを楽しんだ。
子どもたちは「気持ちいい」などと歓声を上げた。
越河小は昨年からプール使用を見合わせ、
市内の民間施設の屋内プールで授業を行ってきた。
夏休み中のプール開放は希望する児童を対象に
計6日間行われる。
白石市内で原発事故の影響によりプール使用を
見合わせていたのは、福島県境に近い越河小だけだった。
------------------------------------------------
保育士新卒 新卒情報 保育士転職

コメント