児童の絵で即興アニメ 精華大生、学童保育所で催し


京都新聞
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京都市左京区の京都精華大マンガ学部の学生有志が
7日、小学生がその場で描いた絵をアニメーションにするイベントを
同区の修学院学童保育所で開いた。
日本アニメの創生期から活躍するアニメーション監督、
杉井ギサブローさん(71)が主役の
ドキュメンタリー映画に感銘を受けて企画し、
みんなで一つのアニメを作る楽しさを子どもたちに伝えた。

同大学の石岡正人客員教授が監督を務めた
映画「アニメ師・杉井ギサブロー」の試写を見て、
次世代にアニメの魅力を伝える大切さを感じた
1~4年生20人が学童保育所に協力を呼び掛けた。

学生が準備した動物の簡単な絵に、
小学校低学年の児童約30人が体の模様や背景を描き足した。
1人2、3枚ずつ仕上げ、学生がカメラで撮影して
パソコンに取り込んだ。

集めた絵を早いこま送りでスクリーンに映すと、
チーターとウサギが虹色のしま模様やピンク一色など
装いを変えながら、太陽の下や草原を駆けるアニメになった。
子どもたちは「今の僕の絵!」と声を上げて観賞し、
動画の完成を喜んだ。

企画メンバーの1年木下裕章さん(25)は
「大勢の共同作業でアニメができることを伝えたかった。
アニメへの興味が深まればうれしい」と話した。

「アニメ師・杉井ギサブロー」は、
「鉄腕アトム」などのアニメ演出と作画を担い、
今も一線で活動する杉井さんの姿を追った作品。
南区の京都みなみ会館で17日までと
9月1~7日に連日上映される。
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