福島以外でも子どもの甲状腺検査


NHK NEWS WEB
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原発事故を受けて福島県が行っている
子どもの甲状腺の検査で、
3人に1人の割合でしこりなどが見つかっていることから、
国は、事故の影響かどうか見極めるため、
ほかの複数の地域で同じ検査を実施する方針を決めました。

原発事故で放出された放射性ヨウ素は、
子どもの甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあり、
福島県は、18歳以下のすべての子どもを対象に
甲状腺の検査を行っています。
ことし3月末までに検査を受けた3万8000人に
がんはありませんでしたが、3人に1人に当たる
36%にしこりなどが見つかり、
県は「通常でもしこりなどは一定程度できるので
特別な対応は必要ない」と説明しています。
これに対し、保護者らから不安の声が上がっているため、
内閣府の原子力被災者生活支援チームは、
事故の影響かどうか見極め、
保護者や子どもたちに安心してもらう必要があるとして、
ほかの地域でも同じ検査を実施する方針を決めました。
福島以外の3つの地域で、今年度中に、
専門医の協力を得て18歳以下の合わせて
4500人の甲状腺を検査し、
福島県の子どもたちの検査結果と比較する計画です。
内閣府では、原発事故で放出された放射性物質に
影響されない地域で甲状腺のしこりなどの発生率を把握し、
不安の解消に役立つ科学的データを集めるとともに、
万一、事故の影響があった場合も、
異常を早期に察知できるようにしたいとしています。
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