児童の調査開始 大人から水銀検出で 和歌山・太地町

朝日新聞
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捕鯨の町として知られる和歌山県太地町で
クジラの肉などを食べている住民の毛髪から
高濃度の水銀が検出された問題で、
町は地元の小学校の児童を対象にした健康調査を6日から始めた。
対象は1~3年生で、保護者の同意が得られた児童
48人について調べる。
期間は1週間程度で、4年生以上の調査は今後、検討する。

調査は環境省国立水俣病総合研究センターの
阿部重一所長らが担当し、東北大、大阪市大などから
総勢16人の研究者が協力。
児童の家庭の食事などから、鯨肉の摂取量を調べるほか、
出産時の児童らのへその緒の臍帯血(さいたいけつ)を調べ、
胎内での影響なども調査する。

この日は、「上肢運動機能検査」などを実施。
児童がパソコンの画面上の星形の図柄を目で追ったり、
丸の形を手でなぞったりした。

同研究センターは今年5月、
2010~11年度に実施した住民の健康調査の結果について、
「水銀中毒の可能性のある人は認められなかった」と発表。
水銀の影響を受けやすい小児についても
調べる方針を示していた。
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