【静岡県】児童窃盗5年間で最多 県教委が対策協議


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県内の公立小学校に通う小学生が起こした
万引きなどの窃盗件数は2011年度、546件(前年度比63件増)で、
過去5年間で最多だったことが県教委の調べでわかった。
関与した人数も833人(同117人増)と増加していた。
小中学校ともに、中間の学年が多い傾向にあり、
同教委は20日、深刻な事態について話し合う
「きまりを守る子ども育成協議会」を開き、
対策などを協議した。

県教委によると、公立中学校の窃盗件数は
10年度と同じ399件、人数は710人(同43人減)。
公立高校は135件(同33件減)、233人(同103人減)で、
小学生のみ増加した。
具体的な分析はできていないが、
県教委は「家庭環境に問題のある子たちが
『自分を見てもらいたい』という気持ちでしてしまうのでは」と推察する。

また、小中学校の学年別にみると、
最も件数が多かったのは中学2年生で95件、
次いで小学4年生の75件。
続いて小2、小3と中1が60件前後と、
中間の学年の件数が多かった。

20日、県庁で開かれた協議会には、
学校関係者や心理士、保護者などが委員として参加し、
県教委事務局からこうした傾向について報告を受けた後、
対策についての意見や提案が行われた。

委員からは「平均的に対策をするのでなく、
一番多いところを潰していくようなやり方をしなければ
件数は減らない」といった提案や、
「万引きをしても、あまり問題化しないことが問題」
「被害者の顔が見えにくい非行なので、
謝罪の気持ちが出にくい」などの意見が出された。
また、他県での万引き防止に対する取り組み事例も紹介された。

参加した安倍徹・県教育長は
「冬休み前などに、万引きに特化して、
児童生徒に注意を促すなど、
出来る対策はすぐに取り入れていきたい」と話した。
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