【千葉県】注意散漫の登下校時 半数超 減らぬ子どもの自転車事故


東京新聞
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子どもの自転車事故がなくならない。
自転車事故自体は過去五年、減少傾向にあるものの、
児童生徒がかかわる自転車事故は毎年、
全体の約三割を占め続ける。
事故の大半は登下校時に集中し、
携帯電話を操作しながらの事故も多く、
県警は注意を呼び掛けている。 (佐々木香理)

県警交通総務課によると、二〇〇七年の自転車事故は
七千七百八十八件で、うち小中高生が関係する事故は
二千二百三十四件、五人が死亡した。
事故は〇八年以降は減っていて一一年は六千百四十八件、
うち小中高生は千六百八十三件だが、毎年死者も出ている。

事故は高校生の場合、午前七~八時の登校時が五割超、
小学生は午後三~五時の下校時間帯に約六割が起きている。
急いで学校に向かう、学校が終わって
友だちと遊びに行く時など注意が散漫になり、
事故に遭いやすいといえそうだ。

携帯を操作したり、イヤホンで音楽を聴いたりしながら
自転車を運転する「ながら運転」や、
出合い頭の事故が圧倒的に多いのも特徴。
市原市では一月、携帯電話を操作中の
男子高校生がオートバイと出合い頭に衝突。
白井市では四月、イヤホンで音楽を聴いていた
女子高校生が乗用車と衝突し、いずれも高校生がけがを負った。

〇九年七月以降、外の音が聞こえない状態での運転や
携帯電話などを使った運転、傘を差すなど
視界を妨げた状態での運転は、県道路交通法施行細則で、
禁止されている。
摘発例は残っていないが、違反は五万円以下の罰金になる。

同課は、スタントマンが事故の模擬演技をして、
運転を指導する交通安全教室を開くなど、
啓発活動も展開している。
担当者は「自転車の正しい乗り方を学んで、
危険な運転はしないように心掛けてほしい」と話した。 
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