地獄絵、子ども心に響け 学生らが「絵解き」、初開催


京都新聞
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京都造形芸術大(京都市左京区)の
学生グループ「まか通」が9日、
仏教の地獄絵の意味を子ども向けに語る
「地獄絵のおはなし」を東山区梅林町の
やすらぎ・ふれあい館で初開催する。
学生たちは「人生の大切な教えが
心に響く場にしたい」と、親子連れの参加を期待している。

まか通は東山区の伝承を見直し、
魅力を再発信しようと、調査研究や行事企画を続けている。
同区の西福寺にある地獄絵
「熊野観心十界図(かんじんじっかいず)」について
専門家が語る「地獄絵絵解き」を6年前から催しており、
「子ども版」も行うことにした。

浴衣姿の学生4人が地獄絵を写真で見せながら、
子どもが苦労して積み上げた石を鬼に何度も崩される
「賽(さい)の河原」や灼熱(しゃくねつ)、
針山地獄などの物語を怪談調で話す。
京都造形芸大の関本徹生教授も説明を加え、
「うそをつかない」「親より長く生きる」など
絵に込められた教えを伝える。

企画した2年田中杏奈さん(19)と
3年吉田瑞希さん(21)は
「絵を見た衝撃は心に残ると思う。子
どもの人生観が豊かになる役に立てば」と話す。

「地獄絵のおはなし」は9日午後5時に開演する。無料。
大人向け「地獄絵絵解き」は
10日午後6時に西福寺で催す。一般千円。
ともに定員30人。申し込みは
京都造形芸大プロジェクトセンターTEL075(791)8763。
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