「エイズ孤児」のウガンダ少女 闘病の母ら思い熱唱 支援求め来札


Doshin Web
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札幌のNPO法人の招きで7月末から来日している
ウガンダのエイズ孤児の少女たちが、
札幌など道央各地の催しでステージに立ち、
熱のこもった歌とダンスを披露している。
肉親を失う悲しみを経験しながら、ひた向きに歌い、
踊る姿への共感が徐々に広がり、
新たな出演依頼も寄せられている。

「ワン・アース、つながるおもい、ワン・アース、つながる希望…」。
11日午後、中央区の商業施設ラフィラでのステージ。
明るく力強い歌声に、見物の買い物客の輪が広がる。
終了後、「頑張ってね」と少女たちの手を握る女性客もいた。

孤児は5~14歳の5人で、幸いにも母子感染を免れた。
同国への支援を続ける札幌のNPO法人ピース(山岸育美代表)が
9月末までの日程で北海道へ招いた。
ピースのテーマ曲で、平和への願いを歌う「ワン・アース」と、
リズミカルなウガンダ・ダンスを披露している。

メーンの歌い手の1人、ステラ・ナムチュンさん(7)は、
父親を2009年に、1歳半だった妹を10年にエイズで亡くし、
母親も現在闘病している。
来日直後に疲れなどで熱を出したが、
「どうしても歌いたい」とステージに上がった。
募金などの支援が増えるよう、
「お母さんや、貧しい友達のことを思いながら歌っている」と言う。
他の4人もエイズで親を失い、
貧困の中で家事労働などに励んでいる。

山岸代表は「ウガンダでは、
出会う子どものおよそ2人に1人がエイズ孤児」という。
来日した5人には、「日本での経験を生かし、
祖国を背負って立つ人材に育ってほしい」と願う。

来日後、新たに札幌と芦別の計3カ所が加わり、
今後は道内外で約20の交流事業を予定。
さらに公演・交流先を募集している。
問い合わせ、申し込みはピース(電)011・822・9504へ。
(市村信子)

動画はどうしんウェブで

■今後の公演日程

札幌市内での今後の公演日程は次の通り。

▽25、26日午前11時30分、
札幌市生涯学習総合センターちえりあ(西区宮の沢1の1)、無料
▽9月8日午前11時、札幌エルプラザ(北区北8西3)、無料
▽9月14日午後6時、
札幌コンサートホール・キタラ小ホール(中央区中島公園)、2千円
▽9月18日午後7時、
ローズガーデンクライスト教会(中央区伏見3)、1500円
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