ピジョン、２～７月の純利益57％増 中国で育児用品好調

日本経済新聞様
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ピジョンが３日に発表した2012年２～７月期の

連結決算は、純利益が前年同期比57％増の19億円だった。

中国で哺乳瓶など育児用品の販売が好調で、

業績全体をけん引した。

販売増に伴って現地工場の稼働率が上がったことで

利益率が大幅に改善した。

売上高は10％増の312億円だった。

国内の育児用品が少子化で苦戦する一方、

中国では販売網と品ぞろえを拡充。

高価格帯の哺乳瓶やスキンケア商品が

安全性を重視する富裕層向けに売れた。

海外売上高比率は38.5％と５ポイント上昇した。

母乳パッドなど消耗品を生産する

中国の現地工場の稼働率が高まり、

営業利益は55％増の32億円となった。

国内では乳幼児向け衣服の

通販事業が計画を下回っている。

加えて、北米事業は、景気低迷で

母乳パッドなどの販売が不調。

今後は中国での販促費用を増やすこともあり、

「下期（12年８月～13年１月期）の計画は

慎重にみている」（佐久間隆専務）という。
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