カナダの保育法:「遊びを通じた学び」家族一緒に 大学教授・ケリーさん伝授「体使って楽しく学習」 /奈良


毎日jp
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◇奈良などで講演

「Learning through play(遊びを通じた学び)」をテーマにした
カナダの保育法を伝えようと、大学教授のテリー・ケリーさん(52)が
来日し、奈良の大学や大阪の子育て支援の
NPO団体などで講演やワークショップを開いた。
子供とその家族が一緒に楽しみながら、
より深い理解やコミュニケーションを得られるよう考案された、
さまざまな体験学習法を紹介した。【岡奈津希】

ケリーさんはカナダ・オンタリオ州の
セネカカレッジ保育科の教授。
「アクティビティー」と呼ぶ体験学習を取り入れた
保育法を実践している。

「先生の話を座って聞くだけより、
体を使って楽しむことでより深く学ぶことができる。
楽しければ学校にも喜んで行くようになる」と説明する。
また、ヨガのインストラクターでもあり、
親子の体遊びも提案。
互いに触れながら楽しい時間を共有することで、
信頼関係が深まるという。

アクティビティーの一つ、「Feely Bag」は、
瓶などに中身が見えないように靴下をかぶせ、
スポンジや消しゴム、石などを入れて、
子供にその感触を説明させたり、中身を当てさせる。
五感や認知力を養うことが目的だ。
 ケリーさんの来日は3回目。
講演とワークショップはセネカカレッジに
留学経験のある生駒市の英会話講師、
藤川史子さん(39)と一緒に行った。

ケリーさんは日本の幼児教育について、
「先生がピアノを弾いたり、
幼稚園などで野菜や動物を育てているところがすばらしい」
と評価。また、「日本の子供は数学的な思考能力が高い」と驚く。

来春には、アクティビティーをまとめた本を
藤川さんとの共著で出版する予定という。
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