文化審答申:旧麻績小学校北校舎、国の登録有形文化財に /長野


毎日jp
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 国の文化審議会は21日、麻績(おみ)村の
旧麻績小学校北校舎を登録有形文化財にするよう
文部科学相に答申した。
1936(昭和11)年に建てられた木造2階建てで
老朽化したため解体の計画もあったが、
校舎を懐かしむ声が上がり、村は耐震補強をした上で
保存活用する方針を決めている。【古川修司】

 村教委によると、建物は麻績小の敷地に隣接し、
床面積が1212平方メートル。
県内に現存する木骨スレート張り校舎は少なく、
教室や廊下の天井が船底型をしている。

 学校統合による校舎全面改築に伴い、
71年から10年までは村中央公民館になった。
公民館機能が移転し取り壊される予定だったが
「貴重な上、村民の教育への熱意を伝える
歴史的な建造物だ」との専門家の調査報告もあり、
村は保存方針へ転換。
今年度中に9800万円かけて補強する。

 村文化財保護委員やPTA関係者らでつくる
村の保存活用検討委員会は20日、
「歴史的な価値を損なわないように保存し、
子育て支援を中心にした地域活動の拠点に」
などの案をまとめ、高野忠房村長に答申した。

 塚原勝幸教育長は「答申の内容を参考にしながら、
地域の宝として残していきたい」と話している。
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