保育ママ事故、禁錮2年求刑




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 富士市で2010年12月、当時1歳11か月の
女児の首が乗用車の窓枠に挟まれて大けがをした事故で、
同市委託の「保育ママ」として女児を預かっており、
業務上過失傷害罪に問われた同市船津、
アルバイト女性被告(43)の初公判が24日、
静岡地裁富士支部(影山智彦裁判官)であり、
被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
検察側は「責任は重大」として禁錮2年を求刑。
弁護側は執行猶予を求めて即日結審した。判決は10月10日。

 検察側は冒頭陳述で、被告は携帯電話の
疑似恋愛ゲームにのめり込み、
当日も車に女児を乗せて量販店駐車場に停車中、
ゲーム相手の男性と携帯電話で話していたと指摘。
その間、女児に注意を払わずにパワーウインドーを操作したため、
女児の首を窓枠に挟み、重い後遺症が残る
傷害を負わせたと主張した。

 被告人質問で被告は「当日のどの行為も
私の重大な過失。五体満足でいることすら恥ずかしい。
本当に申し訳ありません」と、
女児の両親への謝罪文を読み上げ、
両親が座る傍聴席に深々と頭を下げた。

 女児の両親は11年9月、被告と富士市を相手取り、
1億9000万円の損害賠償を求めて
静岡地裁富士支部に提訴し、同市は和解方針を示している。
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