児童が屋根修理の技学ぶ 愛荘・金剛輪寺


中日新聞
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 国重要文化財に指定されている
愛荘町松尾寺の金剛輪寺の三重塔で
二十六日、屋根のふき替え修理の体験見学会があった。
同町愛知川小学校の六年生八十九人が
総合学習の授業で訪れた。

 三重塔は室町時代前期に建立されたと伝えられる。
屋根はヒノキの樹皮である檜皮(ひわだ)でふかれている。
前回のふき替え修理から三十四年が経過し、
腐朽がひどくなったことから、
国の補助金と県の再生活用事業で
六月中旬から修理している。

 児童は、松村工務店(東近江市)の職人の指導で、
竹くぎの打ち込みを体験。
何枚も重ねた檜皮を固定するため、
三・六センチほどの竹くぎを専用の金づちで打ち付けた。
川登陽君は「竹くぎが真っすぐに打てなくて
曲がってしまった。難しいけど楽しい」と話した。

 職人が、片手でくぎを打つために
一度に五十本ほどの竹くぎを口に含んで
作業することを説明すると、
児童は「すごい」「口が痛そう」などと感心していた。

 児童は職人たちがテンポ良くくぎを打つ様子を
興味深そうに見学していた。
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